郵便事故は、一般的には誤配達、遅延、毀損、汚損(雨濡れなど)の不着や亡失・落失する事故をいう。また、予定日を過ぎて配達される遅配も郵便事故として扱われることがある。郵便事故に遭遇した郵便物はクラッシュカバーなどと呼ばれる。
日本における郵便事故
日本においては、郵便番号を含めた宛名が正しく書かれていないことによって不着となったり、郵便事業に従事する職員による故意あるいは過失により毀損あるいは汚損することがある。また、台風などの天災や、輸送手段自体の遅延などで遅配・不着となるケースもある。
(Wikipediaより引用)
上記はWikipediaでの説明ですが、台風や自然災害の場合は仕方無いかなとは思いますが、人為的なミスによる場合などは少し許せない様な気はします。
今もなお普通に利用している郵便。最近ではSNSなどの発達により利用数は大幅に減って来ているとは思いますが、それでも年賀状などで利用されている方はいらっしゃると思います。
これが、上記の様な【郵便事故】に遭った場合、書留などを利用していない普通郵便の場合だと何の報告もなく、そのまま無くなったら無くなったままだという事実は皆さんご存知でしょうか?
よくよく考えたら、「そうなってしまうんかな~」というのは何となく分かりますが、それでもお金を支払って利用しているのに、少し理不尽な気になりませんか?
でも、現実には何の保証もありません。大切な大切なお手紙であったとしても、報告すらありません。
こちらから確認の連絡をすればある程度は調べて貰えるようですが、基本的には放ったらかしです。
筆者が実際に被害に遭った体験談
今から2年と半年ほど前、今の家に引っ越して来た時の事です。
以前住んでいた所の家主にも、今の家の家主にも、引っ越す際に『郵便物の転送依頼をして下さい』と言われていたので、引っ越す前に郵便局へ転送依頼の届けを出していました。
しかし無事に引っ越しは済んだものの、いつも月末になると送られてくる請求書などが転送されてきませんでした。
「転送だから少し遅れているのかな?」と思い、月末ギリギリまで待っていましたが一向に送られて来ません。ポストに入っているのはDMやチラシばかりで、以前住んでいた住所からの転送物は一切ありませんでした。
さすがにおかしいと思い、届けを出した郵便局に確認を取りました。「お調べして折り返しお電話致します」との事でしたのでしばらく待ちました。3~4時間ほど待たされた後、郵便局から電話がかかって来ました。
少し年配っぽい声の男性で、「申し訳ございませんが、配達員がお客様の転居済みポストへの郵便物は、転送依頼が掛かっている事を知らずに処分してしまった様です。」少し震えながら滅茶苦茶申し訳なさそうに言われました。
「そんな事があり得るのか」と思いながらも「郵便物はどうなるんですか?」と聞いた所、「処分してしまったので、どうする事も出来ません。お許しを頂く事しか出来ません。」と言われました。
自然災害でも交通事故でもなく、単純な伝達ミスによって起きた郵便事故であり、あきれてモノが言えませんでしたが、届くはずだった請求書の金額はある程度予測出来ましたし、もしかしたら他にも重要な手紙が含まれていたかもという不安は有りましたが、どうする事も出来ないみたいでしたのであきらめる事にしました。
ハッキリ言って郵便局の【職務怠慢】としか言いようがない今回の一件ですが、被害者側は泣き寝入りしか出来ないですね。実質的な金額の被害は出ていませんでしたので、どこかへ訴え出ても時間の無駄にしかなりませんし。
郵便事故に遭った時に被害を最小限に抑える方法
結論から言ってしまうと、完全に回避するのは『不可能』です。かなりの低確率では有りますが現実に事故は発生します。
しかし、手紙そのものへの保証は無理であっても、大切なモノやお金などは、書留やセキュリティーサービス(ゆうパックの書留版)を利用すれば『ある程度(上限有り)』の保証は受けられる様です。
詳しくは下の『日本郵便ホームページ』でご確認ください。
年賀状などで利用する普通郵便には保証制度がありません。届け出をすれば追跡はしてくれるみたいですが、結果報告だけで終わりです。
日頃、暑い中寒い中雨の中でも頑張って配達をしてくれる配達員さんには感謝の気持ちでいっぱいな訳ですが、防ぎようのない事故以外の人為的なミスは最大限気を使って頂きたいものですね。
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