皆さんも普段から飲食店を利用されているかと思いますが、どうせ利用するのならやはり、
- 『美味しい物を食べたい』
- 『気持ちの良い接客を受けたい』
- 『安くはならなくてもお得感を味わいたい』
と思いますよね?近頃はコロナの影響で飲食店も営業自粛や、酒類の提供時間の制限などが有り、また、ソーシャルディスタンスなどで以前ほどゆっくりと食事を楽しむ事が中々難しくなって来ているのが現状です。
食べたいモノや飲みたいお酒が有るのにお店が開いていない、もしくは開いていても満席で断られたなど、最近では珍しくない経験じゃないでしょうか?コロナの影響はただのきっかけに過ぎませんが、実はそれよりも以前から時代が変わりつつありました。簡単にいいますと、
という思う訳です。
だから『選ばれるお客様になりましょう』というお話です。
もちろん、そんなことを堂々と掲げて営業をしているお店はありません。ですが、中で働く従業員はこういう考え方が大半を占めて来ているのではないかと思います。残念ながら…。
じゃあどうすれば『選ばれる』のか。まず一番に挙げられるのは、
こういう考え方は捨てましょう。
サービスを提供する側も人間です。心が有ります。同じ金額のモノをご注文されたお客様でも、店員に気遣いもなく、感謝の言葉もなく、あちらこちら不必要に汚されるお客様とそうではないお客様がいたとして、もし自分がサービスを提供する側だとしたら、どちらにより良いサービスを提供しようと思いますか?当然、後者のお客様を選ぶと思います。
お客様に違いをつけてはいけない事は当たり前なのですが、人間の心理として後者のお客様により良いサービスを提供したいと思ってしまうのが、一般的な思考だと思います。
まあこれは日常生活において、感謝の気持ちを相手に伝えるというのは大切な事だとは思いますが、それを『自分は客なんだからそんな事しなくていい』なんて思わずに、純粋に『いい接客をしてくれたな』と思った時は「有難う。」と言ってあげた方が良いです。
海外では良いサービスを受けたと思ったらチップを渡すのが当たり前の国もありますが、(良く無くても渡さなければならない感じみたいですが)日本にはそういう風習はありません。
もちろんチップをあげてもいいのですが大概は遠慮されます。
なので、感謝の気持ちを伝えましょう。それで充分です。常連になってその店に通うのなら効果はテキメンです。
あとは帰り際の『ご馳走様。』はなるべく伝えてあげましょう。考え方が変わりつつある飲食業でも、お客様に感謝して戴けるのはお金には代えられない『ご褒美』であります。
もちろん、色んな意味で良くないと思うお店にはやる必要ありません。
これは何故だかわかりますか?ラストオーダー間際であろうとなんだろうとお客様に来て頂いたら「売り上げが上がるはずなのに?」と思いませんか?でも、実際には敬遠されがちです。
「ラストオーダー間際に入店して、雑で適当な接客を受けた」経験が有る方は結構いるんじゃないでしょうか?
業種によって少し違いはありますが、『ラストオーダー』とは簡単に説明すると『仮閉店時間』で、特に居酒屋などでの考え方は『新規客をギリギリまでお迎えできる時間』ではなく『すでに来店されているお客様が最後に注文できる時間』です。
ラストオーダー時間にお客様が居なければ仕事を終えて帰宅する事が出来るわけです。飲食業社員のブラックあるあるですが、働けば働くほどお給料を頂けるわけではありません。
つまり、そこで売り上げを伸ばした所で『お給料は変わらないのに帰りが遅くなる』じゃあ『少しでも早く仕事を終わらせて帰りたい』のが普通の心理ですね。
ラストオーダーギリギリに入店して本当に快く迎え入れてくれるのは、その店のオーナー、もしくはそれに近い方だけでしょう。
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最後に…
『お客様は神様です』という言葉は聞いたことが有るかと思います。
この考え方は飲食業に限らず、お客様を相手にする商売の根本的な当たり前の考え方です。ですが、本気でこの気持ちを持って仕事に精を出せるのは、ご自分でお商売をされている方いわゆるオーナー様と、もしくはそれに近い立場にある方です。
残念ながら今の世の中、厳しい飲食の世界はどんどんと淘汰され、AI等の高性能な機械の導入や、外国人労働者の増加、労働環境の改善などにより、今ある飲食業の世界はどんどん変わって来ています。
これを進歩や進化と言って良いのかは分かりませんが、中で働く人も当然のように考え方は変わって来ています。
おそらく近い将来AI技術の進歩により、今ある飲食業はガラッと形を変えて行くと思います。となると、この記事の考え方も通用しない様になるかもしれません。
より便利な世の中になればなるほど、寂しくなっていく様な気がするのは僕だけでしょうか。
最後まで読んで頂き、有難うございます!!
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