【あがり(熱いお茶)の意味】間違った言葉の使い方あれこれ

飲食業の中の人
この記事は約2分で読めます。
 
飲食店で使う言葉のあれこれ

飲食店の中の人から見た、お客様が普通に使用されるけど、間違った言葉の使い方を何点かご紹介したいと思います。

『あがり(熱いお茶)』はお寿司屋さんで頼むもの。
『あがり』は冷えた口の中を最後に温めて帰って頂く為に、江戸時代の遊郭で出していたお茶に倣ってお寿司屋さんが始めたサービスと言われていて、基本的には店側からお客様に掛ける言葉ですので、その他の飲食店では普通に『熱いお茶』『熱茶』『温かいお茶』と注文しましょう。
 
更に、来店したてでいきなり「あがりを下さい」と言われるお客様がいらっしゃいますが、『あがり』の語源はすごろくなどでのゴールである『あがり』から来ていて(諸説ある様ですが)、つまり「もう帰りますよ~」という意味も含まれています。来店したてで「帰ります」とは言わない様にしましょう。
 
 
 
 
 
 
汁物を取り分けたい時は、『取り皿』ではなく『器』。
 
これは結構普通に皆さん言われますが、『取り皿』とは一般的に平たいお皿を指しますので、麺類やスープ類を取り分けたいのであれば、『器』もしくは『お茶碗』を下さいと言った方が良いですね。
 
伝わる人には伝わりますが、伝わらずに平たいお皿を持って来られて気まずい空気も良く無いですしね。というか、基本的に若い世代にはほぼ伝わりません。

 

 
 
 
お客様が『お愛想して下さい』と言うのは間違い。
 
これも主にお寿司屋さんで使われる言葉ですが、店側がお客様からお会計を頂く時に「愛想も無く申し訳ないですが(謙遜している)お勘定を下さい」と言った事から来ているみたいです。
 
お客様から「お愛想して」というと「愛想が尽きた」「もうこの店には来ない」と言う意味になってしまうみたいですので、普通に『お会計』『お勘定』『チェック』と言った方が良いみたいです。
 
ちなみに『チェック』の意味であるジェスチャーの指で✖をする仕草は、日本では否定的な意味で取られがちですので、ちゃんと言葉にして言ってあげた方が良いですね。
 

 

今回は以上です。もうすでに色んなブログなどで既出な記事の内容かも知れませんが、飲食店の中の人から見た記事にしてみました。
 
まだまだ他にも沢山有ったような気はしますので、思い出したらまた記事にしたいと思います。
 
ここまでご覧頂き、有難うございます!!
 
 
【スポンサーリンク】

コメント

タイトルとURLをコピーしました